矯正技術の大きな変化は、しばしば見られるものではありません。矯正というものが、始められた当初は、ステンレスの銀色の針金を、個々の歯に、セメントでくっつけたものです。ですから針金が、ぴったりするまで、相当な、痛みをともないました。重いステンレスの針金は、強い力を駆使して、歯を動かすものでした。これも相当な痛みをともないます。歯の50%が、針金で、覆われてしまうので、むしろ、醜く見えてしまいます。患者さんのことを、針金の口と、よばれていました。

現代の矯正の最初の改革は、ブラケットをくっつけるようになった1970年代の中頃にはじまりました。ブラケットを、歯に直接くっつけ、醜い針金を使わなくなったのです。針金をつどつど変える必要かなくなり痛みを、和らげることにつながりました。
しかしながら、弱いボンディング素材の為に、ブラケットは、大臼歯には、使えないので、セメントで、針金をくっつける方法でした。

第2回目の改革は、1970年代の終わりにおきました。ニッケルチタニウムでつくられた、形状記憶のある伸縮性のあるワイアーが、導入されました。この技術は、人口衛星を作る時に、NASA で、使っていた、ワイアーを、参考にしたものです。これらの形状記憶のワイアーは、取り替えなくて、数ヶ月で、歯を、動かすことが出来るようになりました。弱い力で動かすことで、痛みを和らげることになりました。

1980年から、1990年代に於いては、矯正技術に、大きな変化は見られませんでした。しかしながら、大きな、二つの改善がありました。ボンディングの素材が、改善され、大臼歯にも、針金を使わず、ボンディングが出来る様になりました。伸縮性のあるニッケルチタニウムが、最高とも言えるべき、伸縮性を持つ様になりました。これらの、最高の伸縮性のある、ワイアーが、より長い期間、歯を動かせ、とても弱い力で駆使できるようになったのです。

2000年のはじめから、矯正技術に於いて、激動の変化をしています。大きく前進したのです。全く新しいタイプのブランケットの導入にはじまります。これらのブラケット( デイモンブラケット) が、力をかけず
抵抗が、少なくてすむものです。最高の伸縮性のあるニッケルチタニウムのワイアーを新しいブランケットと、現代のボンディング素材を、同時に使用することで、より一層、早く、より少ない痛みで、歯を動かすことができるようになりました。かつては、抜歯が必要な事が、多かったのですが、今では、抜歯なしで済むことも可能になりました。ハリウッドスマイルとも言えるべき素晴らしい笑顔が、手に入れる事ができます。興味ぶかい、これらのブランケットの形は、半分が、メタルで、半分が、コンポジット素材です。メタルブランケットよりよりよくみえます。